梅毒の治療方法と治療薬

免疫

「梅毒は完治しない病気」という話があるようですが、大丈夫です。

梅毒は絶対に完治しない病気ではありません。このような説があるには理由があります。

梅毒の検査でも触れていますが、一度梅毒に感染してしまうと抗体が体内に残っているため、完治していないという話になっている説です。

これは梅毒トレポネーマが体内に残っていなければ梅毒は完治した、と言えるでしょう。抗体が残っているのは「かつて梅毒に感染したことがある」という名残でしかなく、完治していない、ということではありません。

では、梅毒はどのように治していくのでしょうか。

日本感染症学会はペニシリンが最も有効な治療薬としています。感染から2年経過していない梅毒(早期梅毒)に関しては進行により治療期間は異なりますがペニシリンを継続的に投与することで梅毒を完治させることができる、という見解も同時に出しています。

ただし、感染から2年以上が経過し第3期以降まで進行してしまった梅毒に関しては完治するかどうかは定かではない、としています。

上記のことから早期発見、早期治療がいかに重要なことなのか分かって頂けたと思います。

梅毒の自覚症状に関しては梅毒の症状をご覧ください。

梅毒の治療期間

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梅毒の治療は感染から治療を始めるまでの時間に比例して、治療の難易度が高くなり、治療期間が長くなります。

では、段階別に治療にかかる期間を見ていきましょう。
※これは抗生物質のペニシリンを使用した際の目安です。症状や過程によって期間などは異なる場合もあります。

第1期:感染から3週間~9週間
→2~4週間ほどの治療期間が必要です。


第2期:感染から9週間~2年
→4~8週間ほどの治療期間が必要です。


第3期:感染から2年以上
→8~12週間ほどの治療期間が必要です。ただし、完治しない場合もあります。


第4期:感染から10年以上が経過
→大量に抗生物質を投与しても完治は難しく、何らかの後遺症が残る可能性があります。


梅毒は症状が無くなったとしても、体内に梅毒トレポネーマが残っていれば性行為により、相手に感染させてしまうおそれがあります。

この性行為はディープキスやフェラチオなどのオーラルセックスも含まれます。完治するまでの間は一切に性的交渉を断った方が良いでしょう。

いま、梅毒は患者数が急増している性病です。もし、梅毒の感染中と思われる時期にパートナーと性的交渉を持ったのであればパートナーも梅毒の検査を受けることを強く推奨します。

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